タイセイホーム
HOME > 職人file

職人file

職人File Vol.9 「ますば、住み続けられる土地を!」

2014-04-01 

地質調査コンサルタント 明神 賢

年齢:54歳

 

DSC_0177-1_05軽

 

 

 家を注文する前にやるべきこと。それは地盤の確かな土地を手に入れること。

今ある土地に建てる場合もあれば新規に購入することもある。

まずはそこが家を建てるにふさわしい地盤かどうかを見極め、

脆弱であれば土地改良工事を行い、一生モノの土地に仕上げる。

 

DSC_0130-1_01軽

 

 

 長く営業職に携わる明神氏にとって、

お客様への誠意とは「お客様が望むことを理解し、それ以上のものを提供すること」。

明神氏の勤める「株式会社 地研」が戸建て住宅の土地調査に乗り出したのは9年前だが、

ボーリング等の地質調査を行う会社としては46年の歴史と実績を持つ会社で、

高知県内の地質や地盤についての豊富なデータを有し、スタッフの知識・技術も高い。

お客様から「建設予定地付近の地盤データがあるか?」と聞かれれば、

その有無を答えるのではなく、予定地の地盤に不安がないかどうか、

必要であれば無料で簡易の調査を実施するよう指示している。

「お客様に不安があれば、それを払拭する答えを用意するべき」。これが明神氏のやり方だ。

 

DSC_0164_04軽

 

 

地震や津波への関心が高まった今、施主の「頑丈な地盤」へのこだわりは強くなってきた。

それに応えられるノウハウを持っているのが我がチームだと自負する明神氏。

長年の経験から、「危ない土地」についてはピンとくるし、それを強化する方法は、従来に比べて格段に増えた。

㈱地研では工事部門を持たないかわりに、県内外のプロフェッショナル集団が工事を請け負う。

状況を適切に判断して工法と工事者を選ぶことが、コスト減・高品質の土地改良につながっている。

「土地改良にお金をかけようと思ったらなんぼでもかけれる。

でも、施主さんにしてみたら家にかけたかったお金を思いもかけなかったところに回さんといかんことになる。

できるだけギリギリのところで丈夫に作って、

あとは補償をつけて安心してもらうのがウチのやり方です」と明神氏。

「ジャパンホームシールド」という大手の地盤補償の会社に加盟していることも大きな安心だという。

 「将来、家はリフォームできても土地は簡単には改良できません。

建てる前にしっかりと手当てを!」。

このわかりやすい言葉と理屈が頼もしい。

DSC_0156-1_03軽 

職人File Vol.8 「長いお付き合いができる仕事を」

2014-03-23 

クロス工事 国本達弘さん

年齢:43歳

 

DSC_0983_03軽  

小さい頃から手先が器用で、図工が大好きだったという国本達弘氏。

建築業の会社に勤めたが、自分で施工を手掛ける職人になりたいと、27歳で内装の仕事に就いた。

親方は厳しかったが、一生懸命仕事を覚え、2年で独立した。

 

DSC_0998_05軽

 

 

タイセイホームの家を手掛けて、6年あまり。

ここ数年で壁は塗り壁が標準となり、クロスは天井のみとなった。

しかし、家に対する思いと丁寧な仕事は変わらない。

天井も壁面も、ボードのビス穴をパテで埋め、磨きをかけてざらつきを取るのは国本氏の仕事。

「お客さんに喜んでいただくために、左官さんにもいい仕事をしてもらいたい」と気持ちを込める。

 

DSC_0938_01軽

 

仕上げの仕事は、家が家らしくなる重要な工程。

クロスを張ると、見違えるように美しくなるのがやりがい。

ここまで建込をしてきた大工たちにも「きれいにやってくれるきうれしい」と言葉をかけられることも力になる。

完成が近づき、「思った以上の家ができて満足です!」という施主の声を聞くのが何よりも喜びだ。

クロスを張る仕事は、糊付けの機械と国本さんの腕一本。

均等に糊を付けたクロスを、真上に掲げて張ってゆく。

ブラシで表面をなでて空気を抜き、ローラーをかけて密着。

照明器具を付ける穴を開け、最後に余分な部分を切り取る。

天井を仰ぎ見る姿勢が続くが、「慣れたらしんどうない」と、軽やかなリズムで仕事が続く。

 

DSC_0973_02軽 

ラジオを聴きながら、一人黙々と仕事をこなす国本氏。

自分の段取り、自分のペースで張ってゆく。1軒を仕上げるには、平均7~8日。

台風でも夜間でもクロスは張れるが、そこまでの工事は天候次第。

工期のずれを避けることはできず、仕事が重なるときには残業もこなす。

夏場は蚊の襲来にも悩まされつつ、糊の乾燥が速いのでグズグズしてはいられない。

動けば、吹き出る汗が目にしみる。苦労もあるが、好きで選んだ仕事。嫌になることはないという。

汚れや剥がれのケア、張り替えなどのアフターフォローも積極的に行う国本氏。

施主様へのメッセージを預かった。

「お仕事をいただき、ありがとうございます。

アフターフォローしていきますので、今後とも長いお付き合いをお願いいたします!」

DSC_0991_04軽

職人File Vol.7 「次の人が良い仕事ができるように」

2014-03-02 

 

 

サイディング・防水工事 岡本久裕

年齢:39歳

 

DSC_0739_05軽

 

 

19歳から父の元で修業を始めた岡本氏。手に職をつけ、磨き上げてきた。

その後独立し、自分の会社「岡本外装」を立ち上げた。

外装の仕事の魅力は、なんといっても家が家らしい形になっていくこと。

四角い長方形の家なら作業もやりやすいが、凝った形の家になると、腕がものをいう。

美しく堅牢な外壁に仕上げることが岡本氏の仕事だ。

 

DSC_0730_04軽

 

 

内外ともに塗り壁が標準仕様となっているタイセイホームの現場では、

下地用のパネルを貼るのが主な仕事。表からは見えない部分で、仕事の跡は残らない。

しかし、左官によい壁を塗ってもらうために、「しっかりと妥協のない仕事をする」と決めている。

 

DSC_0714_03軽

 

 

作業をするのは、若手の職人と岡本氏の二人。

彼が切ったパネルを岡本氏が手際よく貼っていく。あうんの呼吸で作業が進む。

サイズを測る、切る、貼るという工程は、どれも誤差なく進めなくてはならない作業。

緻密な仕事をするために、コミュニケーションを大事にしている。

「一番は、丁寧にやること」。静かな口調に力がこもる。

 

DSC_0692_01軽

 

 

また、サイディングは新しい材料や工法が次々に登場するため、勉強も欠かせない。

メーカーから資料を取り寄せたり、インターネットで調べたり、

コツコツと勉強を重ね、経験を積んでいくことが大事だと考えている。

 

DSC_0709_02軽 

20代、仕事をやり始めた頃は、一日の仕事を粛々とこなすのが日課だったという岡本氏。

阪神大震災を機に、「家をつくる」ということの重みを知った。

駆けつけた被災地の現場では、家をなくし、元気をなくした人がたくさんいた。

この家に住む人の顔を思い浮かべ、一日でも早く仕上げたいと昼夜なく働いた。

今でもやはり、お客様の笑顔がやりがいになっている。

喜んでもらえる家をつくるために、長く住んでもらえる家をつくるために、

確実な仕事をしたいという岡本氏。

職人の腕とセンス、心意気が光る。

職人File Vol.6 「建物も近所付き合いも、土台をしっかり」

2014-02-13 

基礎工事 村上博章

年齢:37歳

 

DSC_0555調整_05軽

 

 

中学を卒業して、「すぐに働く!と」決めていた村上氏は、

コンクリートで建造物を造る型具大工の道に進む。

手に職をつけるにもいろいろあるが、先輩が働く姿を見て「型具はカッコいい」と思っていたという。

最初は材料の準備ばかりで、仕事は見て覚えた。

数年後、「上物だけじゃなく、これを支える部分もやりたい」と、

土木の仕事に就いた。

3年ほど修行を積んだ後、知り合いの基礎工事の会社に移り、

型具大工の経験を生かしてしっかりと強い建物の土台を築く職人となった。

どんなに立派な家でも、頼りない土台の上にあっては用をなさない。

大切な家を、何十年も支えていく基礎を築くのが、村上氏の仕事だ。

 DSC_0501調整_03軽

 

30歳までは自由に生き、30歳で自分の会社を持つと決めていた。

村上工業を立ち上げ、身を固めたのが、予定通りの30歳。

最初の1~2年は、人とのつながりを作ることに一生懸命だったという村上氏。

会社の看板を背負って一心不乱に働いた。

人の良さとひたむきな仕事ぶりが評価され、人からの紹介で仕事が増えていった。

 

DSC_0476調整_01軽

 

 

DSC_0545調整_04軽

基礎工事、土間コンクリート、擁壁、解体工事なども手がけ、この業界では高知県内1、2を争う多忙ぶりだ。

現在5人の社員とともに働く村上氏だが、仕事を教えることの難しさ、

人の生活を支えることの重責をひしひしと感じる若き社長。

「先のことより、今の仕事を大事に。目の前のことを一生懸命にやること」と、

忙しい毎日ながら充実感に満ちている。

家に帰れば9歳から2歳までの4児の父。

家族の幸せが仕事のやりがいにつながっている。

 

タイセイホームの現場では、地をならして固め、基礎を打つ仕事。

最も大事なことは、ケガをしないこと。

工事を止めないこと、後の工事に迷惑をかけないこと、それが何よりもお客様のためだと言う。

最初に現場で工事をするものとして、近隣へのあいさつも大事な仕事。

「どうしても騒音や埃でご迷惑をかける作業なので、

すみませんという気持ちは必ず言葉にして伝える」と言う村上氏。

 

DSC_0482調整_02軽

 

 

気持ちよく作業できる環境を作ることが、

後の工事やそこに住むお客様との人間関係にもつながっていく。

まだ、家の形がない初期の仕事。現場に足を運ぶお施主様は3割ほどで、

大工や左官に比べたら、コミュニケーションの機会はぐっと少ない。

「ちょっとさみしいね」と本音もチラリのぞかせつつも、縁の下の「見えない仕事」に熱意を燃やす。

職人File Vol.5 「パッと点く、達成感」

2014-01-30 

電気工事士 笹岡淳也

年齢:39歳

 DSC_0091_05軽

 

高校を卒業し、父の会社に入り後を継いだ。

父の背中を見続けてきた電気工事の仕事。20年あまりの経験を積み、

今はその会社の柱となって県内で多数の現場を手がける。

住宅の電気工事が主で、建設工事をするための電気を引くところから、

照明器具の取り付け・調整まで、約半年間かけて1戸の家を仕上げる。

最後に電気を通し、パッと電灯が点ることが喜び。達成感を得られる瞬間だ。

 パッと点いて当たり前の電気だが、「時には失敗もある」と笹岡氏。

器具から一つ一つ経路を辿り、原因を突き止め、わずかな妥協もなく仕上げていく。

 

DSC_0078_04軽

 

 

電気は、なくてはならない便利なものであると同時に、

目に見えない怖いものでもある。

気の緩んだ工事は火事を招く恐れもあるため、

チェックにチェックを重ね、完璧な状態での引き渡しが鉄則だ。

 

DSC_0052_01軽

 

 オール電化の家が増え、太陽光発電も増加する中、1軒あたりで行う電気工事の仕事も増えてきた。

LEDの発達や、電気器具や設備の進化によって工事の内容も変わり、

施主にとっては費用の負担も大きくなるため、日々勉強することも必要だ。

 タイセイホームでは電気・空調設備の設計は自社スタッフの設計士が行っているが、

他の工務店ではすべて電気工事業者に任されることもある。

 

DSC_0063_02軽

 

 

暮らしやすさを一番に分電と配線を考えるが、

女性の目線で考えるタイセイホームの設計には手本とするところも多いという。

また逆に、施主の意見を基にして設計士が描いた図面に、

電気工事のエキスパートとしての意見を言うこともある。

 

家の仕上がりが近づく頃、さまざまな器具の取り付けを行う。

気をつけているのは、家に傷をつけないこと。

大工が手がけた躯体はもちろん、ぬり壁、床、建具など、職人たちが一生懸命作り上げたもの。

昔ならささいなことで棟梁にどやされたが、今はそんな風潮もなく、

「仲間の仕事を台無しにするわけにはいかん」とお互いの仕事を認め合い、

大事にしあっている。チームでものづくりこそ、タイセイホームの良さでもある。

地鎮祭から参加し、最後のお引渡し式まで出席するという笹岡氏。

途中何度か施主と顔を合わせることもあるが、

最後に涙を浮かべて自分の城を喜ぶ施主を見るのは感極まるほど。

次の仕事への大きな励みにもなっている。

 

DSC_0078_04軽

職人File Vol.4 「責任を持って水を通す!」

2014-01-25 

水道工事 岡村文夫

年齢:46歳

 

DSC_0544_05軽

 

 

県外で就職し、22歳で帰郷。父親の会社を継いだ。

水道工事の仕事は、真っ先に現場に入り、仮設の水道を立てることから始まる。

水道管の配管から、蛇口の取り付け、外回りの工事、排水の設備まで、

家が立ち上がっていく各段階で出番がある。

水回りの仕事に、失敗は許されない。

 

DSC_0538_04軽

 

 

岡村氏は、「これまでも水が漏れるような失敗は一度もない」と言い切る。

お客さまをそんな家に住まわすことはできないのはもちろん、

一緒に作ってきた仲間たちの仕事を無にはできない。

配管を終えたあと、高い水圧をかけて水を流してテストを行い、

一滴の水漏れもないことを確認する。

屋内の水回りはすべて岡村氏が手がけ、器具にも家にもキズをつけないよう細心の注意を払う。

「やっぱり見栄えも大事」と、仕上げの美しさにもこだわる職人だ。

 

DSC_0525_01軽

 

 

タイセイホームとの付き合いも長く、建築中の家を見にやってくる施主との会話も大切にしている。

新しい家での暮らしを聞きながら、「それならここにもう一つ水栓があると便利」などと提案することもある。

自宅を新築した際にはもちろん自分で水道工事をしたが、「人さまの家をつくるは、気持ちがまったく違う」と話す。

何かあってはならぬと重責を担いつつ、引き渡しのときの笑顔を思い浮かべる。

「喜んでもらえる家。それが一番うれしい」と顔がほころんだ。

 

DSC_0529調子江_02軽

 

 

タイセイホームの家づくりを手がける職人たちの会、「共創会」の副会長を務める岡村氏。

家づくりには左官、大工、電気工事、水道工事、建具師などさまざまな職人がかかわるため、

情報を共有し合って作業を進めることが大切。

「職人たちの連携がとれていて、いい仕事ができるチーム」と話す。

プロの技と思いの共有が、タイセイホーム品質を作っている。

 

DSC_0532_03軽

職人File Vol.3 「後々まで残る手の軌跡」

2014-01-17 

左官 田中勇二

年齢:50歳

DSC_2451_04軽

 

 

左官の仕事に就いたのは15歳。手に職をつけたいと考え、親しい人の勧めでこの道を選んだ。

鏝を真っ平らに滑らす練習を積み、体に覚えこませた。

鏝の持ち方、圧のかけ方、材料の扱い方など、小さな技が集まっての仕事。

「最初の10年は辞めたい辞めたいと思いよった」と、厳しい修行の日々を振り返る。

ビルやマンション、学校などの大型物件を手がけることが多く、最初はただ塗るだけの仕事から、

自分なりの仕上げができるまで10年。

さらに納得のいく仕事ができるようになるまで10年。

今では、左官歴35年の鏝さばきが冴える。

 

材料によって、天気によって塗りや乾きの状態が異なり、

それを正確に読み取って塗るスピードと仕事の段取りが決まる。

まずは、壁を読むことが勝負だ。

 

DSC_2437_03軽

 

 

タイセイホームの仕事をするようになって7年。

室内外とも塗り壁が標準施工となり、腕を振るう機会が増えた。

壁塗りが始まる前に、現場で塗りのパターンを決める打ち合わせを行う。

施主の要望を聞きながら、部屋に合った塗り方を提案する。

平滑な壁、鏝目を残した壁、細い線でシャープな印象に仕上げた装飾的な壁などなど。

「お客様の希望どおりの壁に仕上げて、喜んでもらえることがうれしい」と、

人懐こい笑みがこぼれる。

 

足場が外れると外壁の塗りも始まる。手をかけた塗り壁の家は、遠目に見ても重厚感がある。

「見栄えが違うきねぇ」と、自信有りげな口調が頼もしい。

最近では、壁に手型を残す家族も多く、田中氏もそのメモリアルに立ち会う。

お客様が「これでよし!」と満足するまで何度でも塗り直し、「一緒に作る喜び」を分かち合う。

手仕事が目に見える壁の仕事、後々まで残ることも何よりのやりがいだ。

 

DSC_2357_02軽

 

 

タイセイホームのお客様にとって、タイル貼りの洗面所やキッチンは憧れの一つ。

定規を当てながらの貼り込みと細かなタイルカットを繰り返す作業。施主の顔を思い浮かべ、

「曲がらんように」と気持ちを張り詰める。

最後の1枚がピタリとはまり、ビシーッと直線が決まると「そりゃあ、気持ちえい」と田中氏。

 

DSC_2348_01軽

 

 

奥様の「わぁ!」という歓声を聞くのもうれしい瞬間だ。

 家が出来上がると、外回りを整える外溝工事も田中氏の仕事。

道路から玄関までのアプローチはスムーズに進めるように、水がちゃんと流れるように、

車の出入りがスムーズにできるように。

図面にはない土地の傾斜に合わせ、勾配調整はほとんどが現場合わせ。

ベテランの経験と勘が、「家の顔」を決める。

 

DSC_2462_05軽

職人File Vol.2 「好きやき続けゆう」

2014-01-11 

大工 岩崎浩二

年齢:60歳

DSC_1559_04軽

  

県外での仕事を辞めて、故郷の須崎に帰ってきた23歳。

新たな職に就こうと、履歴書を書き、求人広告を出していた会社に出向いた。

しかし、道に迷って辿り着くことができず、せっかく書いた履歴書を無駄にしたくないと向かったのは、

高校時代にアルバイトをしていた建築会社。

現場に資材を配達する仕事を任されたが、

顔見知りの先輩たちに「そんなんやらんと、大工になれ」と声を掛けられ、弟子入りを決めた。

6つ上の兄弟子について基礎から学び、「やってみい」と言われるままに何でもやった。

怒られもしたが、「特にしんどいとは思わなかった」と振り返る。

「中には意地悪な先輩もおったけんど、追い抜いたらえいと思うた」と道を極めることに専念し、37年が経つ。

 DSC_1498_01軽

  

これまで手がけたのは、200軒を越す住宅。時代によって家の好みも施工方法も様変わりしてきた。

施主の思いを大切に、「図面に忠実に作るだけ」と言葉少ない岩崎氏だが、

紙に描かれた線が家の形に仕上がっていくことに、大きなやりがいを感じるという。

建築中、何度も様子を見に訪れる施主さまに、喜んでもらえる家を建てたい。

長いお付き合いになることから、「後々恥ずかしくない家を建てんといかん」と力を込める。

細かな作業が連続する家づくりには、失敗もある。いろいろな失敗を経験し、

知識と技術を積んで来た岩崎氏の克服法は、元々の予定よりも良いものに仕上げること。

お客さまに喜んでもらえる方法を考え、良い結果を出すことに力を尽くす。

 DSC_1638_05軽

  

家づくりは、「早く、きれいに」がモットー。何よりも肝に銘じているのは、ケガをしないこと。

「ケガしたら、みんなぁに迷惑をかける」と、厳しい表情。

工期の遅れは、施主のみならず他の業者にも大きな影響を及ぼす。

弟子をとらず一人親方で奮闘する岩崎氏には、信頼する大工仲間がいる。

工期が厳しい現場では、お互いに協力し合って現場を行き来する。

「未だに教えたり教えられたりが楽しい」という、還暦の仲間たちだ。

家が出来上がると、その仲間たちと一杯やるのが何よりの楽しみ。

昔ながらの深い絆が自慢でもある。

「きれいによう言わんき」と何度も繰り返す棟梁。

「大工が好きでたまらんというわけじゃない」と言いつつも、

最後には「こだわりもある。好きやき続けゆう」と本音がのぞいた。

 

DSC_1510_03軽

DSC_1508_02軽

職人File Vol.1 「ヘゴなもんは作れん」

2013-10-25 

 

大工 松岡一仁

年齢:48歳

 
DSC_9639_16軽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼い頃から大工衆に囲まれて育ち、木材の切れ端や金槌が遊び道具。

父親の大工道具を台無しにしたこともあった。

中学校を卒業すると、自ら父親の跡を継いで大工になった。

DSC_9573_10軽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大工の仕事は、盗んで覚えるもの。

見様見真似でやっては先輩に怒られ、歳の近い兄弟子と腕を競いながら修行を積んだ。初めて現場を任されたのは19歳のとき。

墨付けから始まって、家一軒を一人で完成させたことが自信となって、21歳で独立。その後、数えきれない数の家を手がけてきた。

家が飛ぶように売れるバブル期を経験し、業界の浮き沈みを見てきた松岡氏。

「着実な仕事をしてきたから、生き残ってこれた」と、大工としての生き方に誇りを見せる。

 DSC_9815_28軽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道具を見せてほしいと言うと、

「これは初めて親父に買ってもらったもの」

「これは弟子の頃から使っているもの」と、

手入れが行き届いた鑿、鉋、鋸が並んだ。鑿の持ち手はしっとりと艶を放ち、研ぎを繰り返した刃の長さは1/3ほどに磨り減っている。

鉋には彼の手にピタリと合う指孔が彫り込まれている。

「いろいろ買い揃えてみても、やっぱりこれが使いやすい」という、35年来の相棒たち。

近頃の現場では、早く正確に加工できる電動機械の活躍が目覚しいが、この相棒たちが手元にないと「安心できない」と松岡氏。

いざという時には、これらの道具を駆使した手仕事が冴える。その出番のために、道具たちは静かに出番を待っている。

DSC_9712_18軽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイセイホームで仕事を始めて3年。

「施主さんが度々足を運んでくれる現場が楽しい」と話す。こだわりを持って「こんな風にしたい」という施主に、できる限り寄り添いさらに上を目指すのが松岡流。

床や梁の色はいくつも塗りのサンプルを作り、納得のいくまで話し合う。「お客さんに喜んでもらえるのが何よりうれしい」と、人懐こい笑顔がこぼれる。

住む人の顔が見える現場は、「この家族の何十年もの暮らしを支えていくんだ」という、熱い思いに駆られるという。

「ヘゴなもんは作れん」。きっぱりとした口調が頼もしい。

現在、息子の択弥さんに家づくりの技術と心得を伝承中。「僕は4代目、息子で5代目」と胸を張る、生粋の大工。真面目な手仕事が受け継がれていく。

DSC_9531_01軽

1 / 11
自然素材とオーダーメイドの家

タイセイホーム高知店 
〒780-0965 高知県高知市福井町1779-1
TEL:088-854-3030 / FAX:088-823-9100 / MAIL:taisei@taiseihome.net

タイセイホーム須崎(作業場兼倉庫)
〒785-0030 高知県須崎市多ノ郷甲5505番地

Copyright© 2013 高知県の新築・注文住宅・自然素材の家・オーダーメイドキッチン・インテリアショップ | タイセイホーム All Rights Reserved.